■つけたろうからのひとこと
こちらのお酒は2年熟成です。
良い感じの枯れ感が出てきて、かなり僕好みのお酒に仕上がっています!
常温や燗で飲む人であれば絶対に飲むべきお酒。冷やしてももちろんOK。
■お届けするもの
①「土田 辛口の先の先」
②特別酒にまつわるお話をまとめた小冊子
③日本画家 漆原さくら さんの限定酒ポストカード
④限定酒に合うペアリングメニューのレシピブック
⑤BenFiddich鹿山氏による日本酒カクテルレシピ
【保管】
保管温度:常温
保管場所:棚やクローゼットなどの冷暗所
抜栓状態:すぐに味が崩れることはないので、長くお楽しみいただけます。
【飲みごろと熟成】
いつでもお飲みいただけます!届いてすぐに飲むもよし、しばらく寝かせて飲むもよしです。
■土田酒造のこと
土田酒造は、群馬県は川場村という人口3,400人の小さな村に拠点を構える酒蔵です。
創業は1907年、現在の当主 土田祐士さんが6代目で、地元の方々からは誉国光(ほまれこっこう)という地酒の名で親しまれています。
つけたろうの大好きな蔵のひとつです。
お酒の味や、蔵のみなさんの魅力はもちろん、蔵の姿勢にもすごくグッときます。
ぜひ、酒蔵のHPの言葉をご覧いただきたいと思います。
(お酒造りに詳しくない方でもわかるように表現されています)
▼HPからの引用
<酒造りの哲学>
私たちは、菌や微生物の力、そして先代たちの技術を信じています。 だからこそ、全量を生酛(きもと)仕込みで、余分なものを加えず 目に見えないものを導き促し続ける酒造りにいきつきました。 造り手である私たち自身が、まず楽しんで造ること。 米のうま味を引き出し、日本酒の多様性や複雑な味わいを楽しんでもらいたい。 飲み手、造り手、すべての人に、いい時間を。 私たちは醸造技術や日本酒文化を次世代へと継ぐべく、日々挑戦を続けています。
<技術と手法>
私たちの醸す日本酒はすべて、 米、水、麹という3つの材料と菌のみで造ります。 蔵にすみついている乳酸菌や色々な微生物の活動を導き促す生酛(きもと)造り。 この江戸時代の製法を、現代的な機械設備の中で貫いています。 偶発性を大切に、菌の力を引き出す技術を培い、日々発見や検証を繰り返す。 味の違いや複雑さが楽しめる造り方である一方、菌という物言わぬ生き物が相手ゆえの常に失敗とは隣合せの製法です。 それでも、 「米の味や複雑味を引き出すべく、低精米且つ食用米で酒を造る」 「味のバリエーションをもつ」 「どんな米でもうまい酒にする」 そんな信念を持って、個性豊かな酒を醸しています。
<米と精米歩合>
米は酒米ではなく食用米(食べるお米)を使用し、できるだけ削らず(磨かず)日本酒にしています。委託製造により他県のお米のご依頼があるとき以外は、群馬県産です。発注は、「群馬県産米、3等以上、60%、品種指定なし」。情熱をもって米作りに取り組む地元農家のお米を、どんな米でもうまい酒にしていきたいという思いをもって日々技術を磨いています。また、ここ数年は、極力、米を削らないことにもこだわっています。目的は米のうまみをまるごと日本酒にすること。そして、原料を使いきること。かつての造り方では、精米に1日以上を要していたため、エネルギー削減にもつながるのです。私たちは、今後も食べるお米を食べる時と同程度にしか削らずにうまい酒を造ることを追求していきます。
■土田のお酒について
土田酒造の現杜氏の星野杜氏をはじめとするチーム「土田」のお酒は、つけたろうの中でもかなり好きな日本酒の銘柄です。
お米の甘みをしっかりと感じつつも、スイスイ飲める飲み心地、苦味のある余韻、ずっと飲んでいられるお酒なんです。まさに米のうまみをまるごと日本酒にしています。
つけたろう酒店の中でも大和川酒造店に並び最多出演の酒蔵ですが、その理由は単純に美味しいから、そして個性が際立っているからなんですね。
なによりも、常に土田酒造は挑戦していて、つけたろうの考える新しいお酒に対していつも楽しそうに話を聞いてくれるんですよね。だからこそ、常に進化しているし、今最も注目される酒蔵のひとつになっているのだと思います。
■「辛口」のお酒ってなんなの?
日本酒の味わいを「辛口」と表現することがあるのですが、日本酒なんだから辛くなくない?と思われる方も多いと思います。ごもっともですね。
実は「辛口」という言葉は、思った以上に歴史がある日本酒の味わいに対する表現なんです。
どういうことかと言うと、江戸時代の清酒醸造における技術革新(生酛仕込みの登場)によって甘ったるくないお酒が生まれ、その新しいジャンルの味わいに対して「辛口」という表現が使われたんですね。
甘い日本酒が主流だった時代に、甘みを残さずに酒を造れるようになった甘くない酒=辛い酒なんです。さらに同時期に砂糖が流通するようになり、料理が甘くなったことを受けて、合わせるお酒もスッキリした辛口の酒が求められるようになり、辛口の酒の地位が確立していったんですね。
その表現が今日まで続いているという感じです。
なので、辛口の酒も元々は技術革新と食文化の変遷によって生まれた、日本酒が持つ歴史ある味わいのジャンルのひとつなんです。
※ここからはつけたろうの私見です。
言葉は昔からあれど、定義はその時代に変遷していくものですよね。「貴様」とか「ねぎま」とか。
現代でも「辛口」というのは、スッキリした甘みの少ないお酒に対して使われることが多いかなと思います。
ただ、「辛口」の定義が生まれた江戸時代に主流だったのは「甘酸っぱい」お酒だったんですね。しかし、現代のお酒は江戸時代ほど甘酸っぱいお酒が少ないので、比較してもイマイチ「辛口」に対してピンときづらいんじゃないかなと。(近年は甘酸っぱいお酒も増えてきましたが)
最近では「辛口」という表現は、甘みの強さと、飲み終わりのキレやスッキリ感に対して使われる傾向が強いと思います。(日本酒度という甘み成分の数値に対して、甘口・辛口の基準を設けて使われていたりもします)
「きのこの山VSたけのこの里」論争のように、マニアによる辛口論争が度々巻き起こるんですが、それは「本来の言葉の定義は〜」というのを目ざとく言っているようなものなので、その議論はあんま意味ないな〜とつけたろうは思っています。笑
なので、あえてそんな細かいところで語らず次の時代にいこうよ、ということで「辛口の先」というシリーズをプロデュースしました。
■今回のお酒を造るに至った経緯
きっかけとなったのは2021年2月にお届けした大和川酒造店の「弥右衛門 辛口の先を求めた辛口酒」です。
毎回思い入れのあるお酒を届けているのですが、このお酒はとりわけ思い入れが強い1本なんです。
このお酒は、はじめてゼロから造ってもらったお酒でした。
さらに自分の得意ではない「辛口」をベースとしたお酒に挑戦、オリジナル酒のプロデュースの経験も全然ない中での取り組みだったので、最初のひとくちを飲むのがすごく怖かったことを覚えています。
できたお酒はさすが佐藤杜氏と言えるような、とにかく美味しいお酒でした。
今でも「弥右衛門の辛口の先が美味しかった」と、古くからのつけたろう酒店のファンからありがたい評価をいただくことも多いです。
僕自身も通算で2ケース以上自分で飲んでしまったくらい好きなお酒でした。
そんなターニングポイントとなった「辛口の先」をシリーズ化したいと思い、土田酒造に今回のお酒を造ってもらうに至りました。
■特別酒「土田 辛口の先の先」
つけたろう酒店では、過去にも土田酒造と大和川酒造店のコラボ商品をお届けしています。
前回のコラボでは土田酒造の星野杜氏が大和川酒造店に赴き、星野流の麹の作り方で、大和川酒造店のカスモチ原酒を造る、というお酒をお願いしました。麹のつくり方が変わると味にどこまで影響があるのか?という挑戦でした。
今回は大和川酒造店の佐藤杜氏が育てたお米を用いて、佐藤杜氏が最初に手掛けた「辛口の先シリーズ」を土田酒造の星野杜氏が造る、という挑戦です。
できたお酒はというと、めちゃくちゃ美味しかったです。
もうずっと飲んでられます。
辛口シリーズの最大の特徴は、口に含んだときは米の甘みや旨味がすごく感じるのに、飲み終わりスッキリしてキレがあるというギャップなんです。そのため、ずーっとスイスイ飲み進められて、気付いたらお酒が無くなっている、そんなお酒です。(甘いお菓子としょっぱいお菓子を交互に食べるみたいな)
今回の星野杜氏ver.の辛口の先の先は彼のお酒の特徴でもある「苦み」も綺麗に出ていて、甘みと苦みが絶妙なバランスで成り立っています。
「辛口の先シリーズは美味しい」と、心から言える味わいになっています。
この先も年に1回は、色々な酒蔵に辛口の先シリーズを造ってもらって、お届けしてみたいなと考えています。
では、心ゆくまで辛口の先の先をお楽しみください。
■オススメの飲み方
今回は、
冷酒(ぐい呑み・お猪口)
常温(ぐい呑み・お猪口)
燗酒(平杯)
どんな温度帯で、どうやって飲んでも美味しいです!
特にオススメは常温です。気付いたらすぐに飲み干してしまうので要注意!笑
■ペアリングレシピ
食のクリエイティブディレクターの井上豪希さんに、特別酒に合うペアリングレシピを作ってもらいました。※別紙のペアリングレシピ参照
ペアリングレシピ:チャーハン+ライム
マニアックレシピ:ハラミと三つ葉のライム炒飯
購入して合わせられるものは「チャーハン」です!井上さんが市販品の中から探してくれたペアリングなので、非常に美味しいです!
■カクテルレシピ
2022年Asia Best Bar50にて第5位に選ばれた「Bar Ben Fiddich」の世界的バーテンダー・鹿山博康さんに、特別酒専用の日本酒カクテルを毎月考案いただいています!
「サケフィリップ」※カクテルレシピはお酒に同梱